PCゲーム、アニメ紹介 【いけだ屋】
RED GARDEN 第１話 2006/10/3放送 2007年3月22日更新
RED GARDEN 第１話 さよなら少女たち
ニューヨークの小さな島、ルーズベルトアイランド。都会の謙遜から守られた、規律のある学校に通う、 ケイト、レイチェル、ローズ、クレアの4人の少女たちは、みな一様に、昨日の夜の記憶がなく、 朝から妙な違和感を感じていた。
そんな中、行方不明となっていたリーズが死体となって発見される。ケイトはリーズとの別れの悲しみにこらえきれず歌をうたう・・・
その日の晩、4人の少女は不思議な蝶に導かれるようにして公園に集まる。そしてそこに現れた教育係と名乗る二人組は彼女たちにこう言った。
あなたたちは昨日の夜、死んだのよ・・・
今からあなたたちの手であいつを殺すのよ。
なんだか会社員の男の人が少女たちを襲ってきますよ。大丈夫なのかね？ 第１話終了
Ikedaya 感想
GONZOのオリジナルアニメーションのRED GARDEN 第１話目です。
う～ん。どうなんでしょうかね。自分自身、最終回まで見た上で、この作品は非常におもしろいということで今、紹介をしているんですが、 第１話からおもしろいかというと少々返答に困りますね。
・・・というのも内容が少なすぎるんですよね。話の構成としては、冒頭に車で女の子たち が運ばれ、ある女の子は襲撃されて盗まれ持っていかれるという、現段階では全く話の意図が分からない状態でスタート。話の中盤では（この話で）初めて見た キャラクター（ケイト）が、視聴者には全く紹介されてないリーズに対して、悲しみの気持ちをミュージカル風に１分半歌うのを聞きます。 おまけに最後は「あなたたちは昨日の夜、死んだのよ・・・」と言われる。
壮大なミステリーがあって、もっと話を進めないと分からないよ。というのはひしひしと感じるのですが、はっきり言って第１話でうんざりしてしまう方も 多いんじゃないでしょうか？ 内容面からしても続きをどうしても見てもらわなくては困る話の展開になっているのに、 続きに興味を持ってくれというには酷なほど、訳が分からない演出が多いのは問題でしょう。
しかしアニメとしてはめずらしい、プレスコという、先に音声を収録し、それにあわせて、後で動画を作成する方法をとっており、声に普通のアニメとは 一味違った印象を受けたり、絵にしてもアニメとしてはめずらしい絵柄で独特な雰囲気があったりと、 そういった面でも新鮮で興味深い作品でもあります。
RED GARDEN 第２話 2006/10/10放送 2007年3月23日更新
RED GARDEN 第２話 残酷な夜
訳も分からず、人間なのか分からない怪物に襲われることになった、ケイト、レイチェル、ローズ、クレアの4人。すでに教育係の姿はなく、容赦なく 襲い掛かってくる怪物に追い詰められる。よもやレイチェルが怪物に殺される絶体絶命の状況になったとき、思いがけない跳躍力を発揮し、怪物はトラックにはねられ、 動かなくなる。
そこへ教育係の二人が再び登場し、あなたたちは仮の命で生きていること。深夜０時までにかかる今日のような召集で、あなたたちは戦わなくてはならないということを 告げられる。
少女たちは召集の恐怖におびえながら、なにもなく１日が終わるのを願う。
Ikedaya 感想
第２話。
暗いです。話自体も暗いんですけど、そういう意味、印象が暗いというのではなく、深夜の戦闘シーンの画が、昼間の学校のあざやかな色とは対照的に、文字通り暗い。 Darkなんです。公式サイトに書かれているんですが、実際にニューヨークに行って、画の参考にしているようで、リアルな夜の暗さ、雰囲気がよく表現されているように感じました。 アニメとしては他とはだいぶ変わっているなと思うんですけど、僕個人としてはいいなと思いますよ。戸惑う方は多いとは思いますが。
話としてはまだ分からないことだらけというのが本音です。キャラクターの性格は少し分かってくるかな。
RED GARDEN 第３話 2006/10/17放送 2007年3月24日更新
RED GARDEN 第３話 ほんとうの私
リーズの葬儀でケイトは、リーズと交換日記をしていたことを思い出すが、ケイトの手元にはなく、リーズのほうにも渡したのかどうかの記憶がないことから、 "昨日の夜"のことの記憶がないこととなにか関係があるのかと、ひっかかりを感じていた。
一方、葬儀の参列者のなかに教育係の二人の姿をみつける。4人は怪物のこと、教育係のことを問いだたそうとするが、説明されるかわりに、この石を土のなかに埋めれば 本当のことが見えてくると、赤い石を手渡される。当然、真実を知りたいので埋めてみたいという者もいれば、信用できないので埋めたくない、怖いからいやだという者もいて、言い争っていると、 教育係のルーラが見せたいものがあると4人をある場所に連れて行く。
そこで見たものは、同じような境遇の女の子4人組が全く無気力で、怪物の男にいとも簡単に殺されていく現場だった。
生きたいと強く思わなければ、あの子たちのようになる。
ケイト、レイチェル、ローズ、クレアは早朝に赤い石を埋めることを決心する。しかしその日の夜、思い出されたものは、リーズを探しに行った屋敷で、4人が無残に殺されていく記憶だった。
彼女たちはほんとうに死んだんだ。
Ikedaya 感想
第３話。
ピストルを撃ってた子の必死の形相は、衝撃的でした。反面、ただ無気力に殺されていく子もいて、そちらのほうにも衝撃を受けました。 RED GARDENは、怪物が出てきたり、現実にはありえない描写でありえない世界観を扱っていたりと、視聴者にインパクトを与えたいという、 言ってみればおきまりのB級ホラー映画の延長だろうと思っていたんですが、違うんですね。そういったありえない状況になってしまったことは、 現実だったら、どう悩むだろう。どう行動するだろうという、少女たちの深い心理、心情をゆっくりと描いていく、今までおまけ的に浅く扱ってきた心情というものを、 これまでなかったほどに重点をおいて読み取っていく作品なんでしょう。
今までの3話分が他のアニメでは1話分に相当するだろうと思われる感じのスローペースです。DVDは6話で一セットとして売られていることもあり、気長に見ていく必要があります。
RED GARDEN 第４話 2006/10/24放送 2007年3月25日更新
RED GARDEN 第４話 私たちは、どこへ？
ケイトとローズは学園を休んだレイチェルを心配し、レイチェルの家を訪れるが、ケイトはレイチェルに、わたしたちって友達だっけ？いままで遊んだことあったっけ？ とけんか腰に言われ、追い返されてしまう。
一方、クレアはひとり、殺された屋敷の場所を突き止めようとしていた。
そんな中、無常にも召集はかかり、4人は怪物と戦うことに・・・
怪物を無事に倒すことはできたが、こんなことがこれからも続くのかとレイチェルは仮の命の生活に耐え切れなくなる。
Ikedaya 感想
第４話。
レイチェルの彼氏のルーク、おもしろすぎです。開始17分、携帯電話でレイチェルとの話がこじれそうになり、必死で謝っているのですが、そのとき通りかかった友達へのあいさつが不自然なほど自然です。
まあ、Ikedayaが興味を持ったのはその辺ですかね。録画に少し失敗したのでこの話はそういう意味で少し憂鬱です。
RED GARDEN 第５話 2006/10/31放送 2007年3月26日更新
RED GARDEN 第５話 それぞれの窓
クレアは屋敷の場所を突き止め、なにか分かるかもしれないと、ケイトとともに、一緒に行こうとローズを誘ってみるが、ローズはなにかと理由をつけて行くのを拒む。 クレアはそんなローズに冷たく対処し、クレアとケイトとで屋敷へと向かう。
ケイトはクレアに、強いのだから、もっとみんなのことを考えてくれやと注意するが、クレアは戦えやら殺せやら押し付けられて、そのうえ他人のことまで考えたくないと言う。 そんなとき物音がして、クレアは取り乱し、怪物が来たのかと恐怖におびえた顔で身構える。 結果的にはねずみが物を落とした音だったが、ケイトはクレアだって怖くないわけではないということを知る。
一方、レイチェルは、まわりの友達の生活とは全く変わってしまった仮の命の日常に、疎外感と孤独を感じていた。以前のように、ルークや友達に会ってみるが、 気分は晴れず、逆に全く変わらずに不安なく日常を送っている友達の姿にいらだちを隠し切れず、ますます、仮の命の日常について深く思い悩むようになる。
Ikedaya 感想
第５話。
「もっとみんなのことを考えてクレア」が「もっとみんなのことを考えてくれや」に聞こえるという5秒たらずのYouTube動画があったことを記憶しているのだが、 そんなことは置いといて、第５話のみどころは、それぞれの距離です。友達というわけではないが、仮の命を与えられ、戦わなくてはならないという境遇から、 一緒にいる機会が多い4人だが、それぞれはお互いのことをどれほど知っているのか、知ろうとしているのかということです。
みんな一緒でいるべきだと言っているケイトも、頭のなかでは、それぞれ他人だと思っているのか、「それぞれなのよ」と言ってしまうのが印象的です。